そこはパリ・・・
フランスの朝はカフェ・オ・レとクロワッサンで始まります。
カフェ・オ・レは、ミルクとコーヒーを半分に合わせたものですから
口あたりがやさしく、起きぬけにぴったりですね。
コーヒーをまろやかな味にし、独特の香りをたのしめます。
ミルクとコーヒーの絶妙なバランス
コーヒーの適度な苦味とミルクの風味豊かなカフェ・オ・レ
そこは、パリの雰囲気
牛乳
タンパク質、カルシウム、脂肪などの栄養成分が豊富に含まれています。
水分中に離散している脂肪やカゼイン(たんぱく質)の微粒子が光を散乱して白く見えます。
牛乳を温めると表面に膜が張りますが、これをラムスデン現象と呼びます。
フランスと牛乳
フランスの食で牛乳はかかせないものです。
チーズがそのひとつで400以上もの種類が存在しています。
ブリー、カマンベールは、最も名の知られたフランスチーズの代表です。
低温殺菌牛乳(パスチャライズ牛乳)
低温殺菌牛乳とは、フランスの細菌学者パスツール博士が発明した殺菌法で、
牛乳中の栄養成分や、風味を損なわないように、有害な細菌を死滅させるため
「65℃で30分」か「72℃で15秒」の熱と時間をかけて殺菌された牛乳の事を言います。
牛乳の一番美味しい時は、まさに搾りたての時です。
ですが、その状態で皆様にお届けすることはできる事ではありません。
かわりに、生乳により近い状態で安全に飲むことができるのが低温殺菌牛乳なのです。
その味は、一般の高温殺菌牛乳より、飲み口がサラッとしていて牛乳本来の甘味があります。
生乳のカルシウムとは、本来とても消化吸収の良いものなのですが、高温で殺菌すると、
生乳中の可溶性カルシウムやホエータンパク質は、熱により変性してしまいます。
低温殺菌牛乳は、これらの成分の変化が少ないので消化酵素の働きで固まり、
必要な栄養物を胃や腸へゆっくり運びながら吸収されるお腹にやさしい牛乳なのです。
カフェ・オ・レは栄養と優しさのあるコーヒーですね。
カフェ・オ・レの作り方
1 濃い目のコーヒーを淹れます。同時に同じ量の牛乳を鍋で温めます。
2 大き目のカップにコーヒーと温めた牛乳を同時に注ぎます。
アイスカフェ・オ・レの場合
1 グラスにコーヒーを注ぎます。
2 コーヒーと牛乳がきれいに二つの層に分かれるよう、静かに牛乳を注ぎいれます。
(グラスの中は下に琥珀色、上に白と二つの層を作るのがコツです。)
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