ドリップ
自分の手でコーヒーをドリップしてみる。 珈琲の最高の瞬間と言われる淹れている最中に立ち昇る香りは、
手間暇をかけて淹れても惜しくない時間です。
丁寧なドリップは、珈琲の雑味が抽出されるのを防いでくれたり、
意図的に飲みたい香味の珈琲に調整することまでも可能にします。
同じお豆でさえも、なかなか同じ香味でドリップさせてくれないコーヒーの難しさも、
逆に珈琲の楽しさや奥深さを感じさせてくれるものです。
コーヒーの飲み方や、焙煎の出来栄えに応じて特長を活かせるドリップ方法を選択してみるのも、
コーヒーの楽しみが増えるものです。どんなに頑張ってもペーパードリップでは作り出せない、
濃厚なコーヒーを高圧力で抽出するエスプレッソメーカー。
そして何時間もかけて、熱を加えずに淹れるダッチコーヒー(水出しコーヒー)の点滴ドリップ。
イブリックなどの特色の強い抽出方法でなくとも、日ごろ飲みなれているコーヒーが、
丁寧に淹れることでがらりとその香味を高品位なものに変えてしまうのでは・・・
何が優れているといるということはありません。 あなたの好みのコーヒーが淹れられるのはどの方式ですか?
今日のあなたは、どんなコーヒーにしますか?
その時々にあわせて、飲み方にあわせて
最高の淹れ方を選んでください。
コーヒーの入れる方法
ペーパーフィルタードリップ式
手軽でおいしい味が誰でも出せます。 ペーパーフィルターは使い捨てで後始末も簡単、しかもコーヒーの風味を十分に抽出できます。
布ドリップ式
大量のコーヒーをつくるのに便利です。 18世紀にドリップ式が考案されてから今日まで
「コーヒーは漉(こ)すものである」という基本原理を立証してきたのが、この布ドリップです。
一度に大量のコーヒーをつくる時には欠かせない便利な方法です。
サイフォン式
ムード抜群です。慣れると以外に簡単です。 アルコールランプの青い炎がゆれ、静かにコーヒーが香る。
サイフォンはいれる楽しみが倍加する器具かもしれませんね。
トルコ式コーヒー(ターキッシュコーヒー)
フィルターは不要。
ナベと火だけを使って簡単に作れます。 トロリとしたコクと濃厚な味わいが楽しめます。意外に後味はあっさりしています。 コーヒーの原点がここにあります。
他にも
深煎りのコーヒー豆を細かく挽き、専用の器具を用いて圧力をかけ短時間で抽出した
濃い少量のコーヒー「エスプレッソ・コーヒー」、略して「エスプレッソ」や
自宅で簡単にできるドリップ機器コーヒーメーカーなどがあります
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