便利なパーコレーター
パーコレーターとは浸出濾過用の器具をさし、ドリップポットもサイフォンも含まれていました。
十九世紀に入って、ドウ・ベロイのドリップポットに刺激され、次々と考案されたもののうち、
アメリカ生まれのカウント・ランフォードが開発したものを、特にパーコレーターと呼ぶようになりました。
セットして火にかけさえすれば、自動的にコーヒーが入る便利さが受けて、アメリカを中心に人気が出ました。
今では、ステンレス製のパーコレーターがアウトドアなどで、コーヒーを楽しむ場合に多く使われています。
パーコレーターは構造的に、香りが飛んでしまったり濁りやすいという欠点もありますが、
この器具ひとつでコーヒーを飲むことが出来るという点が、アウトドアなどで便利さを発揮しています。